姫路で不正発覚!認定子ども園って何?【子ども・子育て支援制度】

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愛するわが子には安心安全な生活をしてほしいと誰もが思うものですよね。

特に、お子様を保育園や幼稚園に預けている方は、自分の目の届かないところでわが子がどんな生活を送っているのか、元気に過ごせているのかと、気になってしまうのではないでしょうか?

最近、兵庫県姫路市の認定こども園「わんずまざー保育園」の運営がずさんであったことが判明し、注目を浴びています。

給食のおかずはスプーン一杯分だけ。

暖房はつけてもらえない。

その他にも、30項目にも及ぶ違反が行われ、認定当初から2年間ずっと隠蔽されていました。

兵庫県は、早急にこのこども園の認定を取り消すとしています。

【そもそも認定こども園とは?】

そもそも、「認定こども園」とは何かご存知でしょうか?

認定こども園とは簡単に言えば幼稚園と保育園の両方の機能を兼ねている施設のことです。幼稚園の「教育」と、保育園の「保育」両方を提供しているということになります。「共働きでない」など、保育を必要としない子供も入園することができます。

2006年に施行されて以来、制度が改正されるなどして現在全国には4000以上の認定こども園が稼働しています。

【待機児童問題の改善】

今、少子化問題は日本の大きな課題のひとつですよね。雇用が不安定な現在、子育てが難しく、保育園は飽和状態です。

認定こども園が作られた一番の理由は「待機児童問題の改善」でしょう。

実際待機児童がどのくらいいるの調べてみました。

都道府県別待機児童ランキング

1位   東京都    8672人

2位   沖縄県    2160人

3位   千葉県    1251人

4位   大阪府    1124人

5位   神奈川県   1079人

こうしてみてみると1位の東京都が圧倒的に多いですね。8000人というと保育所を100か所以上作らないと足りないように思えます・・・。人口密度の高い地域では、待機児童数も多いようです。

2006年当時、認定こども園は、既存の幼稚園、保育園をこども園として認定するという方法でつくられていました。比較的入園者の少ない幼稚園でも保育ができるようにするというのはいいアイデアですね。

【2015年 子ども・子育て支援新制度実施】

2015年に、子ども・子育て支援制度が改正され、それにともなって認定こども園法の一部が改正されました。幼保連携型というタイプのこども園の、認可・指導監督を一本化したことで、事務の上での処理が簡単になり認定されやすくなりました。

これにより、2014年には1360件だったこども園は、2016年には4000件までふやすことができたのです。

【認定こども園の種類】

認定こども園は、保護者の様々なニーズに応えられるように、4つのタイプがあります。

《幼保連携型》

幼稚園という教育機関としての機能と、保育園の機能をあわせもつ施設。

《幼稚園型》

認可幼稚園が、保育時間を確保するなど、保育園としての機能をかねそなえることで認定される施設。

《保育所型》

認可保育園が、保育の必要のない児童も受け入れるなど、幼稚園としての機能を兼ね備えることで認定される施設。

《地方裁量型》

保育園、幼稚園のいずれの認可もない施設が認定こども園として必要な機能を果たすタイプ。

もともと認可のなかった施設でもこども園として稼働することができるのですね。

【気になる認定の条件は?】

認定こども園の認定を下すのは各都道府県です。内閣総理大臣、文科省大臣、厚労省大臣が定める基準に従います。

職員の資格

幼保連携型では「保育教諭」という資格が必要となります。保育教諭は、幼稚園教諭と保育士の両方の資格を併有します。

幼保連携型以外では、児童の年齢によって定められる資格が異なります。児童が3歳未満の場合、保育士の資格が必要です。3歳以上になると、保育士と幼稚園教諭両方の所有が好ましいとされています。しかし絶対に必要というわけではないようです。

「教育」のための機関でもあるため、やはり教諭であることが求められているのですね。

職員の人数

児童の人数に対する職員の人数も定められています。

0歳児の場合、3人の児童に1人の職員が必要です。

1歳児、2歳児になると一人の職員が6人の児童をみることができます。

3歳児は20人に1人の職員、4歳児、5歳児は30人に1人の職員がつくことになっています。

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